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ゆく河の流れは絶えずして

2019.03.29

(※前回からつづけて読んでいただけるとよろしいかと思います。)

機械化のビッグウェーブとともに、セルフレジの台頭が進んでおり、

そしてそれに伴って「かいじゅうレジ」による騒音公害に悩まされる人々‥‥

というのは私の空想でありますが、

会計時に動物の鳴き声を採用することは定番になってきてますよね~

‥‥というお話でありました。

 

んでまぁ私の知っている限りでは、

イ〇ン系列の店舗における「WA〇Nカード」がその”さきがけ”かと思うのですが、

調べるだけの気力はありませんのでぜひご意見をお寄せください。

 

で、その「WA〇Nカード」なんですが、

レジのカードリーダーにかざしたときに音がするんですけども、

あれ、開発側の意図としては「ワオン!」と言わせたいんやと思うんですよ。

 

しかし、私の耳にはどうしても「ワオ」の音と「ン」の音の間に

「アフ」とでもいうような感じの音が聞こえるんですけども、

「o(オー)」の口を開けた状態から「n(ン)」の状態までもっていくのに、

物理的に口を閉じねばならないので、これはもうやむなしと言うか、

なんと言いますか、犬を潰して、無理矢理にでも声を出させたような、

そんなふうに聞こえるのであります。

(※おそらく機械加工によって音声をつくっているとは思いますが。)

 

文字列にしますと「ワオ(アフ)ン」みたいな感じなのかもしれませんが、

改めて脳内再生してみると「ワオ(フ)ン」みたいな感じでしょうか。

つい先日も、それを聞いたのですが、その思いはより一層、強まるのでした‥‥。

ぜひ、みなさんも脳内再生してみてください。

 

(※ああ!この音声に付随する違和感を

ようやく表現できたような気がします‥‥

苦節10年‥‥は言い過ぎかもしれませんが。)

 

当初は「そんな犬を潰したような音をOKするような組織がつくる

WA〇Nカードなんて要らない」なんてことを思っておりまして、

WA〇Nカードをつくる機会はことごとく拒否してきたのです。

 

しかし、気づけばそれは、私の財布にスペースを確保しているのでした‥‥。

 

「WA〇Nカードは持たないぞ」という強い決意を持っていた私は、

10年を経ることで、あっさりとWA〇Nカードを持つに至ったと。

 

「決意を新たに〇〇します」というのはよく聞かれる話ですが、

裏を返せば「決意」というものは新たにできるものなんでしょう。

それは、こういった文章というか言葉が流布していることと、

その文章に対して特に違和感を持たないということからも

うかがえるのではないかと思います。

 

改めて考えてみると、「決意」というものは、

刷新されて然るべきというか、

そういうもののような気がしてならないのですがいかがでしょう。

 

そんなことから、「決意」というものについては、

あんまりあてになるもんでもないような、そんなことも思いますし、

その一方で、自分も含めた、ひとの気持ちの移ろいやすさというか、

そういったところについても感じずにはおられないのでした。

 

本居宣長が、「うつろいやすい心を知ることこそ”まごころ”である」

みたいなことを書いていた、と、小林秀雄が書いていたような、

おぼろげながらに、そんな記憶があるんですけども、

ここについても、改めて調べる気力はありませんすいません。

 

 

んでまたさらに話を重ねていきますが、

人間の7割が水だと言われている中で、

いっそのこと四捨五入して「人間は”水”だ」

と捉えてみてはどうかと、そんなことを思ったわけです。

 

ここまでに挙げたように、好む好まざるとにかかわらず、

私たちは機械化のビッグウェーブにさらされながらも

やがては落ち着いた流れになり、どこかに行き着いて、

そして平穏を取り戻したように見えてもなお、水の流れは続いているのだなぁと、

そんなことを思ったりするのです。

 

そしてまた、その水も同じように見えて「もとの水にあらず」なわけです。

以前にも書いたように、「方丈記」の冒頭の一説でありますね。

 

そしてそんなことを書いていると「万物流転」という言葉も頭をよぎるのですが、

これはギリシア人の哲学者・ヘラクレイトスの言葉なんですね。

 

これ、言葉としての表現は違いますけども、

示している本質は同じようなことではないかと思います。

 

ビッグウェーブの中にいようが、穏やかな河の流れにいようが、

どこにいても流れの中にあるんだと、そういうことを感じずにはおられない、

そういったことを思うのでありました。

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