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ビジネスマナー_名刺編

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こんにちは、京都オフィスの馬橋です。
社会人の皆様におかれましてはビジネスマナーというものは熟知されておりますでしょうか。
かくいうわたしは勘や独学のようなものなので基本的な部分から正しい・正しくないが曖昧なところがございます。人生本能のみで突き進んでいます。
ありがたいことに今の所生きてきてビジネスマナーによって大失態に至った経緯はないのですが(自分が知らないだけかもしれませんが)
ふとビジネスマナーの基本くらいは勉強してみようかなと思い、調べてみました。

そもそもビジネスマナーってなんのためにあるの?
根本からの発想ですが、じゃあそもそもビジネスマナーの存在意義はなんなんだ?というところです。
一時期マナー講師ネタが流行った時期もありましたが、果たして本当にビジネスマナーというものはマナー業界が食い扶持を稼ぎたいためにでっち上げたものしかないのでしょうか。
複数回に分けていろいろなビジネスアイテムとビジネスマナーを取り上げてみようと思います。
 
ビジネスで重要なアイテムと言えば「名刺」ですね。
この名刺、どうして「名(を)刺(す)」というのでしょうか?
普通に考えたら「名(を書いた)紙」になるのでは。と思っていたのですが調べてみると、
始まりは中国。
三国志好きならよく知られている呉の朱然の墓から名刺が発見されていたり、前漢の初代皇帝劉邦の名刺も発見されているそうです。
おおよそ秦末期から漢の前記頃というと2000年以上前から存在していたと。歴史がすごい。
ただ使い方は現代と違い、宅配便の不在通知に近かったようです。
家に訪ねた時に家主がいなかったらその戸に自分の名前を書いた木簡や竹簡を「刺していた」ことから転じて「名刺」といいます。
時代が進み、紙が使われるようになると「名帖」となり、現在の中国では「名片」というそうです。
日本では名刺という名前で、江戸の末期に使われ始め現代まで名刺のままです。
中国と同じく、訪ねた時に不在だった場合自分の名前を書いた紙を訪問先に残していったということです。
つまり現代で本来の意味で使われているのは佐川急便やヤマトなどが置いていっている不在票こそが真の名刺である。といえますね。
幕末期になると役人たちが使っているのは家紋と名前を印刷した現代風な名刺の形態となっています。
紀元前から現代まで、名刺の歴史というものは非常に長かったのですね。
初めて知りました。
特に三国志の呉が好きなので朱然の墓から名刺がでてきたというのもまたロマンを感じます。
竹で作った紙(竹はだGAとか)を使って名刺を作り、渡す時に雑学として語れば良いアイスブレイクになるのではないでしょうか。
 
名刺のサイズ
おおよそ名刺を普段から触っている人であればだいたいこれくらいというサイズ感はよくわかっておられる方も多いと思います。
数値でいうと

「55mm×91mm」

名刺界における絶対王者のサイズです。
圧倒的にこのサイズが定形なのですが、もちろんそれ以外のサイズも世にはあります。
もしかしたら受け取ったときや名刺入れに入れた時に「なんかこの名刺他のに比べて小さい?」と思ったことがあるかもしれません。その時はサイズの指定間違いではなく以下の特別なサイズにしているからかもしれません。
 
例えば

欧米サイズ…51mm×89mm

こちらは欧米で使われている大きさで、日本のサイズよりもやや小さめ。
そのため国内のみで配るのであれば逆に違和感をもたれるかもしれませんが、グローバル化が叫ばれる昨今。海外でも名刺を使うのであれば国外用サイズを別で用意しておくというのもありかもしれませんよ。
<追記>
意外と欧米サイズと言いながら、国によってスタンダードが違うようだったので
世界の名刺サイズを調べてみました。
北米(アメリカ、カナダ)
3.5×2インチ(88.9×50.8mm)
ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、スイス)
85×55mm
北欧、オセアニア(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランド)
90×55mm
東欧、北欧(チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア、ウクライナ、フィンランド)
90×50mm
中国
90×54mm
 

女性名詞…49mm×85mm

比べた時にかなりサイズが違うので、不思議な印象をもたれそうなサイズです。
角丸の加工をされているものが多いです。
女性から人気があるため「女性名詞」と呼ばれています。もちろん男性がこのサイズで作ったからといって何ら問題はありません。
このサイズの利点はクレジットカードより小さいため、財布やカード入れにもいれることができます。スタンプカードはこれくらいのサイズがいいかもしれないですね。
 

2つ折名刺…110mm×91mm(折りたたんで使います)

書きたいことがまとめられない。届けたい情報があふれてどうしようもない。
そんな時はこの2つ折名刺をご検討ください。
単純に通常の名刺の倍、情報が入ります。
そのかわり情報を入れすぎればしっかり中まで読んでくれる人の数は相対的に減っていきます。
また、昨今の名刺スキャン・管理サービス系のものは読み込めない場合もあります。
そう考えるとビジネスに向いているかはどうかなというところです。情報過多になりすぎたらHPに誘導するか別途リーフレットを作って渡しましょう。
 
今回は名刺のサイズについてまとめてみました。
名刺-01
予想以上に長い歴史があったり、様々なサイズがあったりと普段なかなか気づかないこともしれてよかったです。
ビジネスマナーか、と聞かれるとちょっとまだそこまで入っていないですね。
ただ、あえてビジネスマナーを上げるとしたら
「名刺のサイズは一般的に55mm×91mmサイズ」というところでしょうか。
そしてこのビジネスマナーが必要であるという理由は
みんな好き勝手なサイズで作ると受け取った側が管理に困る。という点ですね。
そういう意味ではこのビジネスマナーは必要だと思います。
A4サイズの名刺を渡されたら、誰だって困りますものね…

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