こんにちは、連日暑い日が続き、そのうち溶けそうな気がする京都オフィスの馬橋です。
さてそんな暑い中、この三連休は祇園祭の宵山がありました。
山鉾が立ち、お囃子が鳴り、提灯が光り、多くの人が行き交うメイン日その2です(その1はもちろん17日の山鉾巡行と神幸祭ですよね)
私は宵山にいってまいりましたが。
その日は最高気温が38.5…宵山へは17時ごろから行っており、湿気が多く非常に蒸し暑かったです。河原町方面から西へ移動していったのでまずは長刀鉾が目に入ります。
まだ日が明るかったので長刀の先端までみることができました(日が落ちると明かりが届かないため暗くて少しわかりにくいので)
今回登ったのは船鉾と岩戸山鉾です。
船鉾は流れながらではなく、人数を決めて二十人ずつ鉾に座ることができ、さらに立命館大学の学生さんが丁寧に解説していただけるというもの。
なるほど、説明を聞くと見学が楽しくなりますね。二十人でわりと手狭に感じたのですが、巡行の時は30~40人が乗るそうです。…いなばの物置みたいにすきまなく乗らないと厳しそうです。
この船鉾の下で小学生くらいの子どもたちが「ちまきどうですかー?!」と大きな声で売り子をしていました。女の子は浴衣を着ていてとてもかわいかったです。
次に登ったのは岩戸山鉾。
こちらは順番に止まらず流れてみていくスタイルです。上に登ったと同時にお囃子の演奏が始まったのですが、大音量で圧倒されました。鐘の音と笛の音が両サイドから聞こえて驚くほどの音量になります。演奏している方もうるさくないのでしょうか?
それくらいの規模です。
私が見たのは
・長刀鉾(生稚児が乗り、毎年先頭を行くくじ取らず)
・函谷鉾
・月鉾
・蟷螂山
・岩戸山
・船鉾
・郭巨山
です。横目で提灯だけ見たものもありますが、なにせ人が多いのと、暑いこともあり体力がどんどん吸い取られていきました。
結局見れたのは予定の2/3くらいでしょうか?
今回メインで見たかったのは蟷螂山です。
こちらは唯一のからくり仕掛けで巨大なカマキリが乗っている鉾。
(蟷螂:とうろう はカマキリの漢名です)
中国の故事で、自分の力をわきまえずに大きな敵に立ち向かい、その勇猛さを賞したというもの。
去年は見ていなかったので初めて見ました。
他の鉾と違い、動くのでその周辺は見学をする人が立ち止まり、なかなかの混雑っぷりではありました。
しかしこの蟷螂山。見ていて一番面白いですね!
この通り、動きます。羽も開きます。
よく見ると車輪もくるくる周ります。
これは一見の価値ありですので、ぜひ来年行かれる方は行ってみてください。
さて、今年のちまきは蟷螂山でいただこうと思っていましたが残念ながら売り切れで、帰る前に郭巨山で買いました。
さらにもう一つ、今年は御朱印をいくつかいただいたのですが、基本的に朱肉と黒のスタンプを自分で押すというタイプです。
一般的な墨で字を書いていただくというものではありません。
まあ、基本的に各鉾を運営しているのは字の方ですし、人も多いのでいちいち預かって書くということもできませんもんね。
自分で押すので非常にスピーディにいただけます。
立っているだけで汗がとまらないくらいの気温・湿度ではありましたが、とても楽しかったです。
ただ食欲があまりわかなかったのでビールとガリガリ君と水が夕ご飯でした。
ガリガリ君が救世主と思うくらい暑かったです…
7月いっぱいが祇園祭なので、まだ後祭などがございます。
熱中症などに注意して、夏の祭りは楽しみたいですね。