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2018.09.07

批評家の小林秀雄は、

「自分が何を考えているかというのは、書くことによってのみ分かるのだ」

みたいなことを書いておりまして(うろ覚え)、

私は「ははぁ、そういうものなのか」ということを思っていたのでした。

 

そんなこんなで今週もブログを更新するというタスクがテトリスのように降ってきまして、

簡単な解決法である“テトリス棒”も望めないまま、

ただただキィ(パソコンのキーボードのことですね。いまさら言うまでもありませんが)を叩くのです。

 

だいたいこういう時は書くこともなく、これまでの記事を見返したり(見返していませんが)、

なんだかんだして書くことの手がかりを探すのですが、

だいたい「書けないことは無い」というぼんやりとした思いは持っているのです。

信念までには至らないものの、そういうことは、心の片隅に

お守りのように置いてあるのです。

 

それでも、いろいろとやらない理由を頭でこねくり回して、

ブログの新規投稿画面を開かないだけなのです。

この投稿は、Wordでざっと書き上げて、新規投稿画面に貼り付けて、

いろいろと微調整をするのです。そういうプロセスなのです。

 

そうやって、いざ、こうやって書き出してみると、

いろいろと自分が思っていることや考えていることが”かたち”を成していくわけです。

 

はるか昔は文字を残すために石を掘っていましたし、洞窟の壁画もありますし、

それ以前にはやはり、木の棒かなんかで地面に何かを書いていたのでしょう。

それが木簡に対する墨と筆(なんか飛ばしているような気がする…)になって、

紙になって万年筆になってペンになって…みたいな歴史を歩んできたわけです。

 

それが今となっては、パソコンにカタカタと打つだけで、

自分の考えが、電子媒体ではあるものの”かたち”になるわけです。

これはなんというすばらしい技術でしょう!というのと同時に、

そんなお手軽な状況にあっても、なかなかぐうたらな自分とは決別することができない。

 

いやむしろ、こんなぐうたらな自分と、どのように付き合っていくかの方が大事ではないかと、

そんなことを思っている本間なのでした。

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