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スコーンについてⅡ

2019.01.24

さてさて、「スコーンについてⅡ」ということで、

前回に引き続き、なぜ、自分がチョコチップスコーンを好きなのか、

ということを考えた話であります。

(※「スコーンⅡ」とした方が、アメコミ感がありますね。)

 

 

私がスコーンを好きな理由‥‥

それを一言で表してみると、「異物感」ではないかと。

 

 

さっくりとしたビスケット生地とともに、

ほろりと口の中でくだけて溶けるチョコレートの舌ざわり、

そしてそれらが織り成すハーモニーというのがですね、

「いとをかし」なんじゃないかと、そんなことを思うわけであります。

 

“異物感、しかし調和している”とでも言いましょうか。

 

で、他の食べ物で例えていうなら「いくらの軍艦巻き」ではないかと。

しっとりとした磯の香りが広がる海苔に包まれつつ、

ふっくらとした酢飯感、そしてはじけるようないくらと醤油の風味…

みたいな感じなわけでございますよ。

 

まあ、私は、いくらの軍艦巻きが好きなんですけども、

それの甘い版とまではいかなくとも、

そんなことを思った次第であります。

 

そしてその異物感のハーモニーを良しとする国民性というか、

そのようなものがあるとすれば、

文字を持たなかった日本人のご先祖様がいたとして、

そこに漢字がやってきて、伝承(口伝)を漢字で残したと(古事記など)。

 

で、その中から仮名を発明した、先人の皆々様。

しかも自分たちの発明を「仮」の「名」としたと(「平」と「片」がありますが)。

そのような道を先人は選んできたわけです。

 

さらにそこから、日本語に置き換えることのできない、

またはしにくい外来語についても片仮名で表現しながら、

半ば強引にも、それでも調和を図りながら

生活を営んできているのは、まさに私たちの生活文化であると。

 

それもまた、異物感と共存していることに

他ならないのではないかと。

 

そういったところを、スコーンを食べたり、

考えたりする中で思うのでありました。

 

まぁまぁ、最後の方はやや強引が過ぎたように思いますが、

それもまた愛嬌ということで、ご笑納くださいな。

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