写真素材を提供しているphoto ACにおもしろいコンテンツがありますのでご紹介します。
それはAIが人物素材を作るというものです。
この世に存在しない人を作っているので、明確なモデルはいません。
画像を作るAIと、その作った画像を評価させるAIを敵対関係にさせることで精度を上げていく
ディープラーニングアルゴリズム「GAN」(Generative Adversarial Network:敵対的生成ネットワーク)というものを利用しているということです。
すごいのは思っていたよりもかなり自然だなと言う点。
ベータ版として研究中なので公式的には品質が不安定とのこと。
確かに背景や体の部分は不自然な人もちらほらいます。顔は得意だけどまだまだ体は苦手なのでしょう。
ただ見ていると世の中にかならずいるだろうと思わせるほどリアルな人の写真です。
画像サイズも512px四方なのでwebで使う分にはほどよいですね。
わざわざモデル以外を使う理由は何?というと、写真使用の許可を撤回されて使えなくなるというリスクがないということ。
一応注意点としては
実在しない人物とはいえども、通常の素材と同様にお客様の声といったものの顔としては使えません。
完璧とはまだまだいえない発展途上なので、今後に期待したいところですね。
もっと時代が進んだら、そのうち雑誌に載るのはAIが作った「その雑誌の購読対象の人たちにとって理想的な人物モデル」が作られて、それが服を着たりポーズをとるようになるのだろうかと思いました。
テレビもそのうちそうなるのでしょうか?バーチャルには事件を起こしてお蔵入り、なんてことはありませんからね…
実際ARを使ったバーチャル試着ができるようになっているので、写真モデルの完全にデジタル化は早そうです。
さすがに映像はもうちょっと先じゃないかなと思っていますが。
未来はどうなっているんだろうなーと思いつつ、きっとその世界は一市民がしている予想よりずっと早く訪れることでしょう。
最後に、AIが作った画像一覧です
なかなか自然ですね!
とはいえ、
時々やらかすので油断できません。