こんにちは、京都オフィスの馬橋です。
日本では年越し、新年の食といえば「年越しそば」「おせち」「お雑煮」などですね。
ふと、世界では年越しは何を食べて過ごすのだろうと思ったので調べてみました。
ドイツ/ザワークラウト
千切りキャベツの漬物です。酸っぱくておいしいです。
個人的にはドイツは年中ザワークラウトは食べていると思っているのですが、年越しに食べると新年に幸福と富が手に入るという伝統があります。
スペイン/ぶどう12粒
年越しの鐘の音に合わせて12粒のぶどうを食べるという伝統があるそうです。
鐘の音に合わせて12粒食べると幸運がくるといわれています。しかし鐘に合わせたペースだと口の中いっぱいになりそうですね。
年の数だけ豆を食べる節分に少し近いかもしれません。
イタリア/コテキーノ・コン・レンティッケ
レンズ豆とソーセージの煮込み料理で、12時前にこの料理を食べます。
レンズ豆は金の硬貨に見立てており、これをお腹いっぱいの状態でさらにレンズ豆を食べれば食べるほど来年はお金持ちになるそうです。
さらに節分のような感じです。豆をお金に見立てて食べるというのはユニークですね。
ポーランド/ニシンの酢漬け
12時になった時このニシンの酢漬けを食べるそうです。
そうするとその一年は博愛の歳になるといわれています。
ニシンの銀色が硬貨を連想させ、富を願う意味もあるそうです。
さっきは金の硬貨ですがこちらは銀の硬貨です。少し控えめ。
トルコ/ざくろ
トルコでは幸運を運ぶ食べ物と言われているざくろ。
その鮮やかな赤色から人間の心臓に例えられ、命と子宝に恵まれます。中の種は方策・繁栄・成功を表しています。
スウェーデン・フィンランド/ライスプディング
ミルクで米を煮てつくる甘いライスプディング。
中にアーモンドを隠し、それを見つけて食べた日は翌年はラッキーな年になるそうです。
アメリカ/コーンブレッド
とうもろこしの粉で焼いたパンのことで、特に南部で大晦日に食べる習慣があります。
コーンの黄色が金に見えることから、これを食べることで繁栄・成功すると信じられています。
食べ物をなにかに例えて、それを食べることで恩恵を受けるという伝統が比較的多いようです。
なお、アジア圏は多くが旧正月を祝うので、12/31から1/1にこれを食べる!という感じのところはやや少ないです。
フィリピンでは丸いものを食べたり身につけるとお金に困らない幸せがやってくると言われています。これは丸いものがお金や幸せの象徴とされているからです。
海外にあやかってちょっと変わった年越しの食べ物を食べてみるのもおもしろいですね。