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映画よもやま話 その16

2019.09.24

kyodai_robot

この年頃になってあまり漫画を読まなくなっていたのですが、最近「ゴールデンカムイ」にハマってからはよく読むようになりました。

ハマりすぎて連載している週刊誌であるヤングジャンプまで購入しています。楽しみと緊張で毎週木曜日が来るのが怖くなっています。

他にも個人的におすすめしたい作品は「王様ランキング」、「吸血鬼すぐ死ぬ」の2作品です。どちらも独特な作風で違った魅力がある良い漫画です。

余談ですが単行本は電子書籍ではなく、紙媒体で購入することにしています。やっぱり昔から紙の漫画を触ってきた身としては、こちらの方が読みやすかったりするようです。

 

突然ですが皆さんはアニメ映画の中で一番好きだと言える作品はありますか?

制作スタジオ、好みの監督、内容が面白かった等々、色々理由があると思います。中でもジブリ・ディズニー作品を挙げられる方々が多いのではないでしょうか。

自分はといえば、勿論ジブリ・ディズニー作品は好きではありますが、作品一つを選べと言われると一択になってしまいます。

あの手塚治虫氏すらその才能に嫉妬したという、大友克洋氏の漫画を原作のアニメ映画「AKIRA」です。

 

この作品は当時の日本アニメ業界の全ての才力を尽くして作り上げられたと思えるほど、完成度が非常に高く一級品の出来に仕上がっています。

日本のアニメ映画で一番作画が素晴らしかった作品はと聞かれれば、まずこの作品が挙がることが多いのではないでしょうか。

海外などでもその名は広く伝わっており、アニメオタクでAKIRAを知らない者はいないほど。

時折海外アニメを観ていると、AKIRA作中内のとあるシーンを意識した演出があったりするので、よほどリスペクトされていることが分かります。

とにかく自分の中ではまだAKIRAを超えるレベルのアニメ映画には出会えていません。それほどまでに初めて観た時は衝撃的でした。

 

あらすじとしては、アキラという強力な力を持った少年をめぐり、主人公の金田と事故によって偶然力を得た鉄雄の二人の対立を描いたものとなっています。

正直に言ってしまうと上記のあらすじはものすごく端折っています。設定や本筋の内容がかなり難解なので上手く説明することができません。

因みに映画制作時(公開当初は1988年)はまだ原作漫画が連載中(1982-1990年)だったため、大友氏が自ら映画用に脚本を手掛けたんだそうな。

なので漫画とは少しキャラの設定が異なったり、話の展開が映画用に変更されていたりしています。漫画ではかなり重要なキャラが映画ではあっさりと退場したりします。

そのため原作漫画の熱狂的なファンからは少し反感を買ったんだとか。海外のアニメオタクでもAKIRAの話になるといつもこの関係の論争が巻き起こっています。

自分としてはそういった原作との差異を指摘するのも烏滸がましいと思っているので、そういった論争は遠目で見ていたりします。

漫画原作だったりすると、映画用に話をまとめる時にどれだけ話を端折った上で原作の魅力を残して制作できるかに掛かっているようです

その点で言うと、今作品は十分に魅力を発揮できているのではないでしょうか。少なくとも自分はそう思うのです。

AKIRAはNetflixで配信されているので興味がある方々は是非ご視聴あれ。当時のアニメーション技術に驚くこと間違い無し。

 

現代の作品も十分名作と言えるものがあるのは確かですが、セル画時代の名作を見てしまうとどうにもそちら贔屓になってしまいます。

昔は良かっただなんていいませんが、昔のロボットものなんかはCGじゃなくてちゃんと手描きだったよなぁと思ってしまうことがあります。

勇者シリーズとかは特にロボ作画が素晴らしかったですね。因みに自分は勇者警察ジェイデッカーが一番好きです。

トランスフォーマーも(アニメ本編は置いといて)映画の方は作画が素晴らしかったですね。さすがは制作費億超えは伊達じゃない。

そのせいで後に放送されたトランスフォーマー2010の作画がすごく酷かったんですが。作画崩壊は今作品のお家芸みたいなものなんでネタとして見れば問題無し

なんであれ手描きロボットアニメは迫力が違いますよね。観ていると胸が熱くなってしまいます。

 

こういった素晴らしい創作物が自身にも影響を与え、一つのきっかけとなってデザイン業界を志したと言っても過言ではありません。

人生を変えてしまうようなかけがえのない物に出会えるというのは何であれ良い事なのだと思います。

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