こんにちは。
京都オフィスの重永です。
先日、ネットの話題を見ていたら、3Dプリンタであっという間&安価に家を建てられたという記事を見かけました。
※参考:ロシア企業が3Dプリンタを使った住宅建築に成功 38平米の家がわずか24時間で完成
なんでも現場に「モバイル3Dプリンタ」を持ち込んで、その場でまるごと出力したとのこと。
建築した企業(Apis Cor社)のサイトにYoutube動画もアップされていたので、厳寒のロシアで黙々と家を出力する3Dプリンタの雄姿をご覧ください。
調べてみると、3Dプリンタで建物を出力するというのは、これまでも多々事例があるらしく、世界初の3Dプリンタで作られた建築物はリンゴを保護するフルーツキャップみたいな形状をした「echoviren pavilion」という構造物だそうです。
※参考:echoviren pavilion: the world’s first 3D printed architecture
この建築物を構成するのは585個のバイオプラスチックの部品。
それを出力するのに10,800時間、組み立てには4日もかかったそうです。
この世界初の3Dプリンタ建築が2013年のこと。
そこから考えると、今回のApis Cor社の事例、ほんの3年ちょっとの間に、ものすごい進歩ですね。
「echoviren pavilion」はとても人が住めそうにはないですが、Apis Cor社の家は、結構快適そうです。
これが、その場で出力して、たったの24時間で完成って…。
ちなみに3Dプリンタといえば、あのアントニオ・ガウディの世界遺産、サグラダ・ファミリアの完成時期の前倒しにも大きく貢献しているそうです。
※参考:工期150年短縮! サグラダ・ファミリアで3DやCNCが活躍
私の若い頃には、自分が生きてるうちにはサグラダ・ファミリアの完成した姿を見ることはないだろうと思っていたのですが、それが2026年には完成とか。
もうあと10年切ってるではありませんか!
3Dプリンタすげー。(サグラダ・ファミリアが3Dプリンタで作られているわけではありません)
完成したら見に行きたいなぁ。