こんにちは。京都オフィスの重永です。
皆さんご存知でしたでしょうか?
Jリーグのリーグカップ戦が今年の途中から「YBCルヴァンカップ」に変わったことを。
そもそもJリーグのリーグカップ戦自体を知らない?
同一スポンサーによる世界最長のカップ戦としてギネスにも認定されている由緒ある大会なのに?
でも、それはやむを得ないかもしれませんね。
リーグ戦に比べると注目度が低い大会ですし、私もここ6年ほどはまったく見てません。
なにせ、このリーグカップ戦にはJ1のクラブしか出場できませんから…。
ええ、来年も見る予定がありません…(泣)
で、そのJリーグのカップ戦は、今年の予選リーグまでは「ヤマザキナビスコカップ」と呼ばれていたのですが、決勝トーナメント戦からいきなり「YBCルヴァンカップ」に名称が変わってしまいました。
なぜか?
それは、大会の冠スポンサーであるヤマザキ・ナビスコ株式会社が、社名を変えたから。
ヤマザキナビスコの看板商品だったナビスコ製品は、米ナビスコ社が商標権を持っており、ライセンス契約を受けて生産していたのですが、米ナビスコ社を傘下に持つモンテリーズ・インターナショナルが、世界戦略の一環として、自社グループで販売する方針に切り替えたため、ナビスコブランドのライセンス契約を今年の8月末で切られてしまいました。
それで、やむなく社名を「ヤマザキビスケット株式会社」に変更せざるを得なくなったのです。
そう、つまりYBCとは、ヤマザキビスケットカンパニーすなわちヤマザキビスケット株式会社のことだったのですね。
ヤマザキナビスコと言えば、チップスターにオレオ、リッツなどの商品が人気です。
私はサクサクしたふんわり食感のエアリアルが大好きです。
チップスターやエアリアルはヤマザキナビスコが独自に開発したオリジナルブランドなので、YBCに変わっても販売継続されますが、オレオ、リッツなどのナビスコブランドの製品は、8月末で製造終了。
9月以降はモンテリーズジャパンにより、オレオは中国で、リッツはインドネシアで生産して販売することになるそうです。
これらナビスコブランドの商品はヤマザキナビスコの売上高の約4割を占めていた主力商品だったそうなので、販売できなくなると大痛手でしょうね。
バーバリーのライセンスを切られた三陽商会のようになってしまうかもしれません。
ルヴァンは、そんなナビスコ製品のライセンスを取り上げられたYBCが、リッツの後継とすべく社運をかけて売り出したYBCオリジナルブランドの新商品です。
CMも旧リッツのCMと同様に女優の沢口靖子さんが出演するほどの力の入れようです。
Jリーグは、新たな新ブランド「ルヴァン」を大いに売り出さないといけないYBCのために、大会開催中にも関わらず大会名を「YBCルヴァンカップ」に変更したそうです。
※参考記事:Jの恩返し。YBCルヴァンカップ改称に込められた確かな思い(♯39)
そんな事情があったとは…。
売れて欲しいですね「ルヴァン」
と前置きはここまでとして、本日の本題。
そんな販売会社が変わることになったリッツを、ヤマザキナビスコ製の旧リッツと、モンテリーズジャパン製の新リッツ、さらにはYBC製のルヴァンの3種類を食べくらべてみようという試み。
左から新リッツ、旧リッツ、ルヴァン
表面のパッケージは新リッツと旧リッツ、ほとんど一緒。
少し新リッツのロゴの方が枠からはみ出している分、若々しく勢いが感じられますね。
なお、表はほぼ同じデザインですが、裏はまったく異なります。
新リッツは裏も表と同じデザインですが、旧リッツはおなじみのリッツパーティー。
新リッツのパッケージにリッツパーティーが引き継がれなくて残念だと思っていたら、なんと、ルヴァンに引き継がれました。
でもやはりリッツパーティーは名乗れないようで、「with ルヴァン」と称してカナッペとディップの食べ方紹介にとどまります。
ちなみに原材料は、下記の通り。
新リッツの方にはレシチン(大豆由来)と酸化防止剤(V.E、V.C)が増えていますので、アレルギー物質に大豆が加わっています。大豆アレルギーの方はご注意を。
ちなみに旧リッツとルヴァンでも原材料が微妙に異なっています。
ルヴァンでは植物油脂の代わりに加工油脂が使われており、膨張剤は発酵種/膨張剤と記載されています。
また、ルヴァンにはライ麦粉も使われています。
内袋はこんな感じ
内袋を開けたところ
左が新リッツ、右が旧リッツ
新リッツは明るめの色ですが、旧リッツに比べて若干焼きムラがあるように感じますね。
ルヴァンは四角いです(正確には八角形)
裏表並べて見くらべてみましょう。
左が新リッツ、右が旧リッツ
旧リッツはきつね色の綺麗な焼き上がりですが、新リッツは脂っぽいテカりがありますね。
裏面は新リッツの方が焼き網の跡が綺麗な気がします。
新リッツと旧リッツが混ざっていても、パッと見てどちらかすぐにわかりますね。
新リッツがコート紙なら旧リッツはマットコート紙という感じです。
肝心のお味ですが、新リッツの方が旧リッツよりも柔らかい口当たりです。
塩味がハッキリして、私的には好みの味です。
ルヴァンは旧リッツよりもさらに固めな感じがします。
味も旧リッツとも微妙に違うような気がしますが、新リッツとルヴァン、どちらが旧リッツに近いかというと、間違いなくルヴァンの方でしょう。
形以外はほとんど同じ
市場価格は、ルヴァンの方が新リッツよりも若干お高めのようです。
お店にもよりますが、50円から100円くらい違ってました。
アマゾンでは、新リッツが255円、ルヴァンが298円で、43円差。
この企画、本当は9月にやろうと用意してたのですが、ブログのローテーションの都合で本日になってしまいました。
その間、ずっと食べずにお預け状態。長かった…。
ちなみにチーズサンドも新旧リッツとルヴァンの3種用意していましたが、こちらの食べくらべレポートは、また今度じゃなくて、やめときます。