2016年も終わりに差し掛かった今頃になってたまたま知りましたが、SHUREのSM58が50周年なんだそうです。
「しゅあーのごっぱー」というと、昔っからボーカル用ハンドマイクの代名詞という感じで使われてきましたが、
なんと50年もの間、変わることなくスタンダードであり続けているんですね。
音響機材の進歩は目覚ましく、バカでかかった機材も、身の回りの多くのものと同じように、
驚くほどコンパクト化されたり、形を持たないソフトとなって、手軽に、かつ高品質に利用できるようになっています。
そして当時の本物は、いまやヴィンテージものとして珍重され、プレミアのついた高額で取引され、
こだわりをもつ人々に愛用されていたりします。
新しい録音・編集機材は進化し、一昔前では考えられないような複雑なことが高音質でできるようになり、
その斬新な音で我々の耳を楽しませてくれていますが、
入口であるマイクや、出口であるスピーカーなどは昔から変わらないスタンダード品がベストだったりするんですね。
もちろん50年前のSM58と現行のSM58とでは違いもあるようですが、基本的な構造は変わっていません。
もともとはスタジオ用だったそうですが、その丈夫さや使い勝手の良さ、そしてコストパフォーマンスを評価され、
プロからアマチュアまでが愛用する、すっかりおなじみのマイクロフォンとなりました。
どちらかというと楽器の音を拾うのによく使われる「SM57」とともに、その完成度の高さがうかがえますね。
こういう変わらないモノ、いいと思います。
うちの58さんです。
購入したのはもう25年ほど前のことでしょうか…
そんなに使っていないはずなんですが、今見るとなんかメッシュが凹んでるような;
(京都オフィス 小嶋)