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ビールのラベルについて

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こんにちは、京都オフィスの馬橋です。
今回はみなさんが買う時に選ぶ目安になる「ラベル」、の中のビールのラベルについてです。

サッポロビールといえば星マークですよね。

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サッポロは北海道の開拓使麦酒醸造所がルーツであり、その開拓使のシンボルである北極星(五稜星)からきています。
シンプルイズベストなロゴですが、実はサッポロラガービールの赤星は今まで大きく変わったことはありません。
もちろん全体のデザインは時代とともに意匠が変更されていますが、メインである赤星だけはずっと変わらず。
しかも画像を見る限り星の形は1881年以降ほぼ変わっていなさそうです。
昔の「男は黙ってサッポロビール」というキャッチコピーもいいですね、清々しいくらいに男らしい。

続いてアサヒビール。
こちらは大阪から生まれ、前身である大阪麦酒から発売された商品です。
はじめはその名の通り朝日がラベルマークでした。

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※こちらは復刻版です
今では英語のAsahiだけで朝日の絵はなくなっていますね。
アサヒスーパードライは非常に売れていますね。データは少し古いですが、2011年の頃は22年連続で毎年1億箱売っていたそうです。
当時の日本人口が1億2780万人ということはほぼ年一人一箱レベルで売れたということですか…
成人・お酒を飲む人の割合で言うととても売れてます。恐ろしいことです…

キリンビールはもちろん「麒麟」からきています。
当時は小さく描かれたのみでしたが、前身のジャパン・ブルワリー・カンパニーの重役だった外国人のグラバーの提案から大きく麒麟が描かれるようになりました。
キリンラガービールのラベルデザインは1889年からほぼ変わっていません。

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全体のデザイン・色自体も変わらず、他のビールブランドとくらべて一番変わらないデザインです。
有名な話といえば、麒麟の絵の中には隠しミッキーならぬ隠しキリンがいます。
角の下に「キ」そこから真横に進むと「リ」が横向きに。「ン」は尻尾の中にあります。
ぜひ確認してみてください。
なお、なぜ隠しキリンがあるのかはわかりませんが、この隠しキリンは昭和初期の頃にはすでに入っていたようです。
このように各社で様々なラベルデザインが多種多様でしたが、戦争時代は配給制のため独自のデザインラベルは使用できなくなりました。

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※家庭用・冠婚葬祭用などに分かれていたのみ
どの会社が作ったかわからないようにして、選ばせないようにしたようです。
そう考えると現代は好きな会社、好きなビール銘柄が選べて飲めるというのは非常に幸せなことです。

ラベルデザインといえば、世界で初めてビールの商標登録をしたのはイギリスのバスペールエールです。
ラベルには「ENGLANDS FIRST‐REGD.TRADMARK」と描いてあり、イギリスで1号目。世界初のトレードマークです。

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朱い三角のマークのこのビールはアサヒが取り扱っているので色々なお店で見ることができます。
今回は日本の3大メーカーのラベルですが、日本のクラフトビール・世界のビールは他にもユニークなラベルデザインがたくさんあります。
特に日本のクラフトビールはデザインが素敵ですね。
かわいいものからかっこいいものまで。
またの機会にぜひ紹介出来ればと思います。

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