2019年度アカデミー授賞式からもう1週間以上立つんですね。時の流れは本当に早いですね。
あの時は主演男優賞が発表された瞬間、即座に身内に電話して半狂乱になりながら報告していましたね。傍から見れば完全に怪しい人物でしかありません。
あれから日本では色々とQueen特集番組が放送されていたりしています。嬉しい半面、頼むから失礼なことはするなよと警戒している面もあります。
じゃあどういう内容がいいんだと言われると、例えばQueenオリジナルメンバーお二方によるライブ解説や映画「ボヘミアン・ラプソディ」の裏話的なことを延々と語るような感じでしょうか。
もう一つわがままを言わせてもらえるなら、ブライアンとロジャー二人がQueen結成前に組んでいたバンド「Smile」についても詳しく聞きたいな〜等々。
とにかくそこにQueenへの敬意みたいなものを感じる内容であればそれでいいです。これはQueenだけに限った話ではないのですが。
今回はちょっと趣向を変えて、簡単におすすめの海外ドラマなんかを紹介したいと思います。
「海外ドラマってめちゃくちゃシリーズ長いのばっかりだし手が出しにくい…」とお困りの方におすすめしたいのがこの作品、『HANNIBAL』です。
ジャンルは愛憎劇サイコスリラー・サイコホラー・犯罪ドラマですね。
映画をある程度見ている方ならご存知だと思いますが、「羊たちの沈黙」で有名なあのハンニバル・レクターを主役とした、小説「レッド・ドラゴン」原作のドラマです。
主人公はもう一人いるんです。上記作品の劇中内で唯一ハンニバルを追い詰め、逮捕にこぎつけることができたウィル・グレアムです。どちらかと言うと彼視点で話が進んでいくような感じですね。
あらすじとしてはこんな感じです。
天才プロファイラーであるウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)は、とある殺人事件の解明に協力することになる。その最中、一人の精神科医と出会う。名前はハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)。
二人は事件解明の協力者同士、時には医者と患者の関係になりながらも親交を深めていくことになるが…。事件はやがて、思いもよらない結末へと向かう。
言ってしまえばこのドラマは映画版及びハンニバル・レクターの設定を知っている前提で話が進んでいくわけです。なので割と最初から彼の本性部分も描写されています。
もし、まだハンニバルなんて全然知らないよ〜という方は是非映画を観ましょう。上記で言った作品以外にもハンニバルを取り扱った作品はありますよ。
別に観なくても十分には楽しめると思いますが、時々上記作品を観ていないと訳が分からなくなることがあるかもなので…。
さて、このドラマの見どころですがなんといっても主役二人の関係性ですね。
彼ら二人の仲はシーズン1ではさほど(後と比べて)急展開することはないのですが、シーズン2から一気に関係性が変貌するのです。
友情を超えて愛情、憎しみを超えて執着に至っていく描写は、一種のロマンスドラマかのような錯覚に陥るようです。(もちろんそんな爽やかなものではありません)
彼らの深すぎるほど黒く染まった想いが、周りの人間もろとも飲み込んでいく様が見ていて引き込まれていくようです。
あとは1話ごとに死体が出るのですが、その造形美についてでしょうか。一つ一つの演出が細かく、他美術周りも見ていて感心するほどの精巧さです。
※遅くなりましたが、一応このドラマはR-15指定なのでグロテスクなものが苦手な方はご注意を。
今作品、特殊な殺人犯が色々登場するのですが、その死体は冒涜的でありながらも美しさを感じさせる一種の芸術作品として昇華しているのです。
見る人によっては耐え難いと思いますが、一度見ていただければ分かるのではないでしょうか。不思議と美しいと感じるはずです。…無いですかね。
シーズン3完結という、海外ドラマにしては短いものとなっています。要するに打ち切りです。
更に1シーズンごとに12、3話なので一気に見るにしてもだらけることがないちょうどいい話数となっています。
さらにさらに噂によると、現在進行中でシーズン4の企画も進行しているとないとか。なので新シーズンに備えて、今のうちに見ておくのもいいかも?
初心者に勧めるにはややハードな作品だとは思いますが、映画を観て惹かれた方々に是非オススメしたい作品です。
アンソニー・ホプキンスに劣らない、マッツ・ミケルセンの妖しくも美しい『ハンニバル・レクター』に刮目あれ!
そういえば、先日『ヴェノム』の円盤が発売されました。無論買いましたとも。
早速身内とわいわい設定の粗などをツッコみながら鑑賞しました。やっぱりこの作品色んな意味で面白いですね。
未公開映像はまだ見れていないのですが、何やら重要な設定が出てくるとかなんとか。なぜカットした。