こんにちは、京都オフィスの馬橋です。
ブログのネタ集めにディズニーランドのサイトを見に行ったのですが、最初にディズニーランドのクリスマス特集ページを見に行った時、結構大味な感じなんだなという印象でした。
しかしシーと比べた時に意外と考えられたデザインだなと思ったので取り上げようと思います。
基本的に構成が同じでしたが、ターゲットユーザーを踏まえて使用している色・フォント・あしらいを変えていました。
ディズニーランド(クリックで拡大)
ディズニーシー(クリックで拡大)
これが比較するとおもしろいです。(サイトは現在は見れなくなっています)
まず、メインタイトルの「ディズニー・クリスマス」
ランドには「丸フォーク」というフォントを。
シーの方では「フォーク」という同系列ですが異なるフォントが使われています。
角がある分フォークのほうが大人向けな印象になりますね。
メインのミッキーとミニーの衣装も、
ランドの方はちょっとおしゃれな私服のような服で親しみやすさがあり、
シーはクールでゴージャスな特別感のある衣装写真を使っています。
全体のデザイン要素としては
ランド:
基本のテキストフォントが丸ゴシックを使っていて、全体的に柔らかい雰囲気です。
最近のフラットデザインではなく、リッチデザイン系統ですね。
構成はほぼ画像で作られています。色は明るい赤系統を使いながら落ち着く色合いでまとめられており、派手なクリスマス!というよりも家族で楽しいクリスマスを過ごしましょう、という印象です。
ボタンやボックスなどが薄いグラデーションがかっていて、羊皮紙のようです。
このページの個人的な印象ですが、ターゲット層は中高生ではなくファミリー層(特に女性)な気がします。
あまり男性向けではありませんね。
シー:
基本テキストフォントは明朝体を使っていて、タイトル的な部分はフォークフォントを使用して文字に高級感を印象づけています。
こちらはアイコンなどはランドと違ってあしらいが少ない、立体的な装飾は少なめです。
ページ全体の色は紺色で、ランドの羊皮紙のような部分はこちらではゴールドを使ってしっとりと落ち着いたイメージでありつつちょっとゴージャスな印象。
ランドがファミリー層向けであれば、こちらはカップルや大人向けという感じな気がします。
男性が見ることも意識している気がします。
エンターテイメントのコーナーの写真の選び方も、ランドは会場の雰囲気がわかる画像を。シーはキャラクターに焦点を当てて撮っているようです。
食べ物のコーナーも、ランドは「子どもが喜びそうなボリューム感を持たせるもの、甘いもの」シーは「お酒、特別さを感じさせるもの」を使っていますね。
確かシーの方だけお酒が飲めるのでしたっけ?
ディズニーランドとディズニーシーのページがきっちり差別化を図ってブランディングされていました。
基本デザインそのままに、あしらいを変えることで制作費を抑える。実にコスパのいい作りです。