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映画よもやま話 その23

2020.01.31

kowai_obake_boy

エクササイズをサボりがちだったため、せっかく減らした体重が元通りになってしまいました。継続は力なりとはよく言ったもので、途切れたら意味がなくなることを改めて実感しました。

仕事柄仕方ないとはいえ、こんなにも痩せづらいものなのでしょうか。それとも単に私の努力が足りないのか、おそらく(認めたくないけど)後者でしょう。

こうなったら仕事中は空気椅子で作業するくらいのことをしなければ痩せられません…と、こんな素っ頓狂な考えを思いつくくらいには焦っています。何事も極端なことをせずに地道にやった方がいいですね。

 

迫るアカデミー授賞式。今年はどの映画が作品賞に選ばれるか楽しみです。去年で批評家達の予想はあてにならないことも分かったので(因みに予想内容は満場一致でROMAが作品賞)、

今年も批評家達の予想をひっくり返すような結果になりそうで楽しみです。

そんな至高の作品を鑑賞していると無性にZ級映画(いわゆる駄作)を見たくなる…そういった時はありませんか?自分は稀にあります。

本日はそんな人達におすすめしたい個人的マイナーZ級映画を紹介したいと思います。

今回の作品は遥か昔に見たきりなので記憶がはっきりしない部分もありますのでご注意を。もう一度見る勇気はありませんでした。(※ちゃんとした内容を知りたい方は観よう!)

 

今回紹介するのは冬の寒さには合わない、観ているだけで心の臓から冷える問題作「少女生贄」という作品。2013年に公開されたホラー映画です。

超簡単にあらすじを説明するとホラー映画のド定番である、引っ越しした先の村が異常な風習があってそれに巻き込まれるといったもの。

(なんか一定周期ごとに村にいる少女を生贄にして村に降りかかる呪いを肩代わりさせている、みたいな風習だったような気がします)

主人公と村人とのファーストコンタクト時からド定番だったので別に衝撃的な展開もなく、無駄なドラマシーンを挟みつつ物語はホラー展開へとシフトしていきます。

ただこういった映画にありがちな、肝心のホラーパートよりも主人公達の青春ラブコメパートの方が割とマシなのが余計にタチが悪い。

そして根本的に(クランシー・ブラウン以外の)俳優の演技力が圧倒的に足りず、緊張感や臨場感などといったホラー作品において重要な感情移入が全くできません。

展開も唐突の連続で肝心の内容が把握しづらかったりします。身内と一緒に鑑賞していて「なんでこんな事になってるんだっけ?」「さぁ…?」というような会話をした覚えがあります。

 

更に今作品には他では中々無いとある展開があります。それは「子どもが惨たらしく○される」こと。あと犬もそうだっかも知れません。

海外のホラー映画は基本的に子どもと犬の殺生は暗黙のルールとしてご法度になっています。ただ、直接的な描写でなければ物語の展開上仕方なければ○しても良かったりします。※良くないです。

ですがこの映画は一味違います。他の登場人物は割とあっさり退場していくのですが、主人公の弟の一連のシーンはかなり気合が入っていました。

その証拠に妙に長い。弟がどんどん絶望していく様を見せた上でねちっこく○ぬシーンを見せつけていきます。もう空いた口が塞がりませんでした。

最終的には何も解決せず、主人公もその村の住民として生きていくエンド…。結局その村に何で呪いが降りかかるようになったのかという原因は全く分からないまま終わってしまいました。

ホラー映画はビビらせたもの勝ちだと思うので、正直この作品は見る拷問具と言えるほど退屈でした。見どころはクランシーさんのヌード(笑)くらいです。

俳優目当てで観るのは止めておこうと心に固く誓える、良い機会を与えてくれたのはありがたかったですが。それ以外はホラー映画をあまり見ない自分でも認めるほどの駄作Z級映画の出来でした。

気になる方はNetflixにて配信されているので是非ご覧ください。全くと言っていいほど怖くないのでホラー初心者にオススメの作品です。

 

この作品に出演している被害者俳優のクランシー・ブラウンは名バイプレイヤーで、様々な作品でご活躍されている方です。独特な色気を感じさせる不思議な魅力があります。

自分が明確にクランシーさんを認識したのは「DETROIT:BECOME HUMAN」に登場するハンクというベテラン警察官役からでした。

彼の出演作も見ていきたいとは思いつつ、地雷臭しかしない作品に手を伸ばすのはためらってしまう、悲しき映画オタクの習性が働いてしまうのでした。

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