あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。
皆様はどのような年末年始をお過ごしだったでしょうか?今年はコロナで初詣や里帰りもできず、家でまったりと過ごされたかと思います。
自分も相も変わらず家で惰眠を貪っていた次第です。初詣とか行きたかったのですがやむを得ず断念することになりましたし。
あとゲームを懲りずに買いました。昨年7月に発売された、日本の対馬を舞台としたオープンワールドゲーム「Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)」を!
時は文永11年(ユリウス暦1274年、鎌倉時代後期)の二夏(旧暦5月頃)、元朝の将軍コトゥン・ハーンは、日本を征服すべく大船団を率いて対馬国の小茂田浜(こもだはま)へと押し寄せた。彼ら蒙古軍にとっての対馬攻めは、来るべき本土侵攻を見据えた前哨戦的位置付けにある作戦行動であった。迎え撃つ対馬の武士団はわずか80の寡兵ながら、外寇に抗うべく小茂田に集結した。対馬国の地頭である志村家当主の指揮の下、武士団は蒙古の大軍と激突するも、絶望的兵力差に圧倒され、死闘の末、大将・志村と主人公の2名を残して全滅してしまう(小茂田浜の戦い)。大将・志村は囚われの身となり、対馬の地は蒙古軍によって踏み荒らされ始めるのであった。
志村の甥にあたる主人公・境井仁は、志村配下の武将として共に小茂田の戦いで奮戦し、最後の2人となってもなお果敢に敵の首領コトゥンの首を狙ったものの、火槍の強力な火器攻撃に曝され、爆風に吹き飛ばされて気を失い、弓の追撃まで受けて倒れ込んでしまう。しかし、気を失っている間に女野盗ゆなの手で軍場(いくさば)から助け出され、九死に一生を得る。数日の後、彼が目を覚ました時には既に対馬の半分が蒙古軍に占領されてしまっていた。仁は、蒙古軍の捕虜となった伯父を救出すべく、コトゥンの居城となっていた金田城(かねたのき)に単身乗り込む。そうして、本丸へと続く大手門橋の上で敵将コトゥンとの勝負に挑むが、あえなく敗れ、橋から突き落とされてしまう。
コトゥンとの一騎討ちで敗北を喫した仁は、侍の道に則った正攻法では蒙古軍に勝てないことを悟る。志村が謳う「誉れ(ほまれ)」をかなぐり捨てて侍の道に背いてでも民を護り、蒙古から対馬国を取り戻す覚悟を固めた仁は、無辜(むこ)の民を救いつつ、敵軍に抗って戦う者たちを糾合すべく対馬各地を奔走し始める。
引用元:Ghost of Tsushima wiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/Ghost_of_Tsushima)
このゲームのすごいところはなんと言ってもアクションの殺陣や日本風景のビジュアル。細かい時代考証はさておいて、ここまで日本の文化を理解して作られた作品は珍しい。
日本製のゲームのような派手なエフェクトや動きではないのですが、実際の殺陣を完全再現した動きには操作しているこちらも見惚れてしまうほど。
ストーリーもまだ序盤までしか進めていないのですが、絶望の中で必死に抗う人達の決意を感じさせる、そんな日本人の強さを描いており先が気になる作りになっています。
ローカライズもクオリティも高く、世界観を崩さずに各登場人物の個性も表現できています。今どきこんなに何もかも高水準のゲームは中々ありません。
実は今作品は海外の開発チームが制作しており、更にはかなりの黒澤明監督作品オタクなんだとか。その証拠に画面設定に「黒沢モード」なるものが存在しています。
(モノクロ画面にサウンドはモノラルかつ古めかしいものに。愛を感じますね。)
PSストアのセールでかなりお買い求めしやすい値段になっていたため、「この期を逃したら一生買えない!」と思い即購入を決意。
SEKIROも終盤に差し掛かっているとはいえ、まだ終わっていない状況で欲に負けて買ってしまったため、身内からはまたかよと白い目で見られています。
なのでSEKIROとツシマは同時進行でプレイしています。今の所若干ツシマに偏っていますが。どちらも文句なしの神ゲーなのでちゃんとクリアしてトロコンもしますよ。
個人的に今作品には思うところがありそれはといいますと、日本ではこういった作品は一部企業を除いて作れないだろう、という根拠のない確信です。
それは何故かと問われれば、昨今の日本ゲーム業界は金を掛ける勇気も技術もやる気も無いからです。粗悪なアプリゲーを量産して儲けた方がいいという根性が染み付いているのが現状です。
際どい衣装の女性、露骨なイケメン男性キャラさえ出しとけば信者ユーザーは湯水の如くお金を使いますからね。そりゃ真面目にゲーム作るのも馬鹿らしくなるでしょう。
(実際にゲーム会社のアプリゲープレゼン資料に『性的な際どい衣装の女性キャラさえ出しとけば、馬鹿なユーザーが金を注ぎ込んでくれる(要約)』と記載されていたとか)
確かにサクナヒメ等のインディーズ作品は心からユーザーに楽しんでもらおうという意気を感じますが、大手企業は既存タイトルのリメイクや続編ばかりで目新しいと感じることは少ないです。
別にそれ自体悪く言うつもりは一切ありません。その証拠にSEKIROは新規タイトルで2019年度のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれるほどの神作ですし、既存タイトルの続編作品もクオリティの高いものばかりです。
因みに昨年2020年度のゲーム・オブ・ザ・イヤーはラスト・オブ・アス2でした。ツシマはプレイヤーボイス・アートワーク部門の2つ受賞しています。(※プレイヤーボイス部門とは正式な審査員ではなく、実際にプレイした一般ユーザーからの評価によって決められるもの)
賞が取れるような名作を作って欲しいとは言いませんが、アプリゲーばかりに注力するのではなく、しっかりとしたゲームの作品に力を入れてほしいと切に願っている今日此の頃です。
話が逸れてしまいましたがGhost of Tsushimaは胸を張っておすすめできる名作です。まだまだ序盤ですがまったり(SEKIROと同時進行で)プレイ中です。皆さんも良ければプレイしてみてはいかがでしょうか。余談ですが別作品同時進行でプレイをしていたら勿論操作方法が違うので、頭がこんがらがってきます。ツシマばかりプレイしていたらSEKIROができなくなるのではという恐怖心が生まれています。それは断固拒否したいのでツシマをプレイする前には必ず1時間ほどやっています。鍛錬(?)は怠ることなかれ。