フライヤー
少ない情報でターゲットに想いを伝えるフライヤー制作
店頭などに置かれるチラシ、イベントで折り込まれるフライヤー、その溢れる情報の中で、思わず手に取ってしまうようなデザインがフライヤーには求められます。フライヤーはユーザーの手元にダイレクトに届くもっとも触れやすい情報ツールです。パンフレット制作しチャオではターゲットやコンセプトを明確にし、しっかりと伝わるデザイン性の高いフライヤーを提案します。
チラシとフライヤーの違い
印刷業界あるあるとして、よく聞かれる質問の一つに「チラシとフライヤーはどう違うのか?」というものがあります。
この2つ、どちらも広告・宣伝のために使われてきた1枚ものの印刷物であることには変わりはないのですが、その使われ方の歴史的違いにより語源が異なります。
チラシは「まき散らす」からきたものと言われ、フライヤーは飛行機やヘリコプターで空からばら撒いたところから「flyer=flier(空を飛ぶもの)」と呼ばれるようになったと言われています。
現在では、一般的にチラシは新聞折込を前提として、大部数で紙質も薄く、新聞サイズに合わせたB4やB3二つ折りなどのものが作られることが多く、フライヤーは店頭置きや街頭撒き、ポスティングなどで使用されることを前提に、チラシよりもサイズが小さく少部数で、紙質も厚めに作られることが多くなっています。
チラシとフライヤーとは、公的な定義がなく、明確に区別されているわけではありませんが、ここでは一般的なフライヤーの用途と仕様を前提に、その制作ポイントをまとめています。
伝わるフライヤー作成のポイント
目的を明確にする
期待する効果 |
新規来店、リピート来店、イベント集客 etc. |
ターゲット |
性別、年齢、職業、地域、趣味・興味・関心 etc. |
利用シーン配布方法・配布場所 |
店頭設置、街頭手配り、ポスティング、DM etc. |
配布方法によっても異なりますが、通常フライヤーは店頭置きや手渡しなどでお客様に手に取って見ていただく必要があるため、新聞に折り込まれるチラシよりもコンパクトなサイズとなります。
限られたスペースをより効率よく活用して伝えたいことを表現する必要があるため、必然的に内容を絞り込む必要があります。
そのためには、まず最初にフライヤーの制作目的を明確にし、その目的達成のために何を誰に伝えなければならないのかをはっきりさせておくことが重要です。
フライヤーのコンセプトを定める
Who |
ターゲットはどんな人か? |
Where |
フライヤーを手にする場所は? |
When |
フライヤーを目にするシチュエーションは? |
What |
最も伝えたいことは?(メッセージ) |
Why |
ターゲットがメリットを感じることは?
(動機づけ) |
How |
どうやって伝えるのが効果的か? |
効果的なフライヤー作成のためには、そのフライヤーのターゲットと利用シーン、つまり配布方法や配布場所などを明確にしておく必要があります。
この時、ターゲットを絞ってより具体的に設定しておくことが、より効果のあるフライヤー作成のためのポイントとなります。
目的、ターゲット、利用シーンが定まったら、最も伝えたいこと=メッセージと、目的達成のためにターゲットに訴求するポイントを打ち出します。
それには、ターゲットはどういった人々なのか、その人々が興味を惹かれることやメリットを感じることは何か、どういう時にそのフライヤーを目にするのか、どのように伝えれば効果的なのかといった5W1Hを整理することで、そのフライヤーの制作コンセプトが明確になります。
クリエイティブ
コンセプトが明確になったら、いよいよ実際の紙面作成に入ります。広告用語では「クリエイティブ」と呼んでいます。
このクリエイティブでは、コンセプトに沿って、キャッチコピーやビジュアル(写真)、メッセージ本体などの素材をもとに、手に取ってもらうための仕掛けやメッセージに合致したイメージを具体的にデザインしていきます。
フライヤーの仕様(サイズ・紙質・カラー)
フライヤーの仕様は用紙サイズと紙質、印刷面数と色数によって決まります。
用紙はコート90Kがよく用いられていますが、個性を出して厚めの135Kを選択する場合もあります。
これに片面・両面の印刷面数と4色カラー・2色・1色といった色数との組み合わせで仕様が決まります。
表面4色カラー・裏面1色で申込み用紙の申し込みフォームにして、FAXでの申込みに誘導するといった使い方なども可能です。
予算と表現したい内容で仕様を確定させます。